- ビジネススキルを学ぶにはどの本がおすすめ?
- おすすめ◯選が多すぎてどれを選べば良いか分からない...
社会人になると自分の価値を高め続けることは非常に重要です。
その理由は転職のため、昇給のため、プロジェクト成功のためと様々ですが、豊かな人生(キャリア)を歩むためという意味では同じだと思います。
私自身もコンサルティングファームに身を置き、常に新しい価値を生み出すためにキャッチアップを続けてきました。
この記事では、各観点ごとにおすすめの本を1冊紹介します。これらの書籍からエッセンスだけでも吸収したら、おおよそ社内で上位10%の戦闘力になっているのではないでしょうか。
では、早速見ていきたいと思います。
おすすめ書籍まとめ
- マインド・基本の動き方編
- 時間の使い方編
- 課題発見・解決編
- ロジカルシンキング編
- 基本ツール操作編
- ドキュメント作成
- エクセル操作
- パワポ作成
- デザイン編
- (おまけ)応用イメージ
それでは、それぞれ紹介していきます。
ビジネス向上に役立つ書籍
マインド・基本の動き方編
コンサル一年目が学ぶこと
仕事をするうえで土台とも言えるマインド・基本の動き方についての本です。
コンサルティング業界とありますが、業種問わず入社3年目くらいまでの社会人は必読です。
入社後、知っておくべき基本的な業務の進め方やコミュニケーションのポイントなどが網羅されており、業務効率化や人間関係の構築に役立ちます。また、時間・自己の管理、エクセルやパワポなど生産性向上に役立つツールや操作方法などもあるので、仕事の基礎動作を学ぶには最適です。
今一度自分ができているか、入社から数年が経過した方も定期点検の意味で読んでみて良いと思います。
時間の使い方・考え方編
「より少なく、しかしより良く」
この本で伝えたいことはこの一言に集約されています。周囲のノイズや他人に振り回されるのではなく、力を注ぐべきものは何か?
無意味な仕事は多く、無数にある無駄の中から、本質的に価値のあることに力注ぐコツを学ぶことができます。
また、仕事だけでなく、家庭・趣味・勉強など忙しい日々の中で何に力を注ぐべきか考えるきっかけになると思います。
課題発見・解決編
解決すべき課題の質を上げるために、まずはイシュー(何を考え、論じるべきか)を洗い出して考えるという本です。
この本を読めば、問題の核心に迫る手法を身につけることができます。
また、分析結果を整理し、簡潔に伝えるコミュニケーションスキルも身につけることができます。クリティカルシンキングや問題解決力も高めることができます。
私もコンサルタントになってから早々にこの本を読み、課題の質について考えるきっかけとなりました。職種関係なく大切な考え方だと感じています。
ロジカルシンキング編
論理的思考のコアスキル
解決すべき課題に対して論理的に解決する方法を学びます。
この本は、短いですが論理的思考のエッセンスが詰まっており、入門書としてはバッチリです。
どんな職種においても、論理的に物事を進めることは重要なスキルです。
この本では「論理」とは「思考」とは、から噛み砕き、「論理的思考」の正体について解説しています。
論理的思考とは、情報と知識を組み合わせて、客観的妥当性を有する思考によって、2つ以上の命題が「したがって」もしくは「なぜなら」でつながれる構造を作り出すことである。
論理的思考能力に必要な3つのコアスキルは、「適切な言語化」スキル、「分ける・繋げる」スキルと「定量的な判断」スキルである。
あまりおすすめ本としては登場しませんが、強くおすすめしたい1冊です。ぜひ読んでみてください。
基本ツール操作編
ここからは社会人の必須アイテムでもある、ワード・エクセル・パワポで役立つ本を紹介します。
【ドキュメント作成】 入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法
この本は、文章を書く時に、「結局、何が言いたいの?」、「話が長くて分かりにくい」と言われてしまったり、文章を書いても伝えたいことがあやふやになってしまう方などにおすすめです。
文書作成において効果的な手法であるピラミッド原則を軸に、伝わりやすい文章を作成するコツを学ぶことができます。説得力のある文章作成ができると、クライアントやチームメンバーに対して効果的なコミュニケーションができるようになります。また、この本では考える技術として、情報を整理し論理的に構成する力も身につけられます。この力を身に付ければ、問題解決時に役立つアイデアやアプローチが見つけやすくなるでしょう。
本家バーバラ・ミントの考える技術・書く技術よりも噛み砕いた説明のため、読みやすいと思います。
【エクセル操作】 Excel 最強の教科書
Excelはまだまだ必須スキルなので学んでおいて損はありません。
仕事でよく使う関数、ピボットテーブル、印刷するときのコツ、グラフの魅せ方、資料作成方法など紹介していますので、ぜひご一読ください。
【パワポ作成】 外資系コンサルのスライド作成術―図解表現23のテクニック
「わかりやすいスライドは、より早く、より正確に、より少ない労力でビジネスを進めることを可能にする。」
伝えたいことをイメージで分かりやすく伝えることは非常に重要なスキルです。どのように見せれば相手を動かすことができるのか、これはスライド作成のみならず、ビジネスにおいて必須のスキルであり、本書からそのコツを学ぶことができます。
デザイン編
伝わるデザインの基本
相手に伝えることをデザイン観点で学ぶ上でおすすめの本です。
デザイン本は世に数多ありますが、ビジネスにおけるデザインの教科書はこれだけで十分。
フォント・配色・レイアウト・グラフと包括的にデザインについて学ぶことができます。
私もスライド作成時、この本を横において作業することが多かったです。もう一段レベルアップすることができたので、もっと早くに出会いたかった1冊です。
(おまけ)応用イメージ
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ
この本は、事業戦略の検討から実行までを具体的に描いた迫真のケースストーリーです。
これまで紹介したスキルを学んでも、いざ実践の場では一つ一つ使うことは少なく、往々にして複合的に活用すると思います。
この本の主人公もアメリカでMBAを取得して、いざ実際の現場に入った後の話ですので参考になるかと思います。
まとめ
今回は、大学生や若手社会人におすすめの書籍を紹介しました。これらの書籍は、新入社員から経験豊富な社員まで幅広く活用できます。
また、勉強する際に必ず重要になるのが、目標と計画といった戦略の部分です。戦略の立て方についてはこちらの記事も参考にしてください。
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